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■トイレの教え方

ポメに限らず、子犬を迎えるとき不安なことのひとつがトイレの躾です。
トイレは「しつける」というより「癖をつける」という感覚で、のんびり考えたほうがよろしいです。
大体の仔犬が生後半年までに80%はできるようになりますが、100%になるには生後一年くらいまではかかります。
小さなおなかですから、ほんの少しの粗相は大目に見てあげて欲しいものですが、ずっとできないままなのも困ると思いますので、ここでは簡単ですがトイレの躾け方を説明いたします。

・トイレとトイレシーツを用意する
トイレは犬の体が全部きちんと入る大きさを用意してください。
狭すぎると嫌がります。
トイレシーツは特に何でも構いません。
シーツをびりびりに破る子が多いのですが、下手に悪戯防止ネットを付けると足触りを嫌がってトイレでしなくなる事があります。
普通の枠のトイレで十分です。
※シーツびりびりは退屈しているからなので、ガムやおもちゃなどを与えて他に注意をそらすことで対処したほうが良いでしょう。

・サークルを用意する
トイレトレーニングに欠かせないのがサークル。
子犬はいきなり広いところに置かれるとどこで何をしていいのかわかりません。
サークルで囲い、限られたスペースの中でここはトイレ、ここは食事場所、ここは寝床、と部屋割りを覚えていきます。
広いところで放し飼いすると自分の好きなところでするようになり、こちらが希望する場所でしてくれなくなることが多いです。
キッチンとか・・・困りますよね(笑)
サークル内のレイアウトはどのようにされても構いませんが、無駄にスペースを空けるとそこでおしっこしますので玩具等で空きスペースを狭くすることが結構大事です。

・段階に合わせサークルを広げる
下図左端の絵のようにサークルを設置したら、あとは成功する度に「かしこいね、いいこだね」と良く褒めてあげます。
興奮させないよう、優しく甘い声で静かに褒めることがポイントです。
大げさに褒めるとオシッコが止まってしまうことも。。。
し終わったらそっと撫でてやったり5分ほどサークルの外で遊んでやったり、抱っこしてあげたりと、その子が喜ぶご褒美を上げます。
フードをご褒美にする方法は、食の細い子にはあまり効果がありません。

失敗した場合は目も合わさず黙々と処理を。
叱ると変な誤解をして躾がややこしくなることがありますので、叱る際は慎重にして下さい。
正しく的確に叱るというのは実は難しい作業で、犬の勘違いしている部分により叱り方が変わってきますので、まずは間違いの原因を良く観察することです。
何時間でも、何日でも見続けて観察すれば、なぜ勘違いしているのか、何を勘違いしているのかが見えてきます。
そうすれば対処法も見出せます。

また、トイレはすぐに片付けて、いつも綺麗にしておいて下さい。
汚れたトイレではしない子犬が多いです。

この時、十分注意して欲しいのが、トイレの片づけをしている最中に子犬がじゃれて来たとき。
汚れたシーツの上ではしゃいでしまったりする子が多いのですが、決して叱ってはいけません。
片付けの邪魔になるのならその時だけ別の場所に子犬を移動させて掃除しましょう。
人間は「片付けの邪魔をするから叱った」つもりでも、子犬の目には「怒りながらトイレ掃除をしている」と映ります。
そうするとますますトイレではしなくなります。

そして、何日か成功が続くたびにサークルの広さを下図のように広げていき、最終的にはサークルを撤去します。
途中、失敗するようなら一段階戻ります。
サークルの一面を取り払って解放した段階で、トイレに戻らないようであれば部屋が広すぎるかまだトイレの意味を理解していないかのどちらかですので、再び一段階後戻りして、再チャレンジです。
広すぎる部屋はトイレトレーニング向きではありませんので、子犬がもよおしたときにすぐにトイレに戻れる程度の部屋でトレーニングを始めるか、または何かで部屋を仕切りましょう。

また、サークルを撤去して数日間は、石にでもなったつもりでじっと仔犬の行動を観察し、失敗しかけたら物音を立てたりしてやめさせトイレへ連れて行きます。
うまくできたら良くほめます。
これをやらなければ覚えるまでに時間が掛かってしまいますので、広い場所へ出し始めた数日間はとにかく良く観察して下さい。

また、トイレからはみ出してしまう子は、トイレが小さすぎる可能性もあります。
トイレを大きくしてあげてください。
大きさに問題が無い場合、トイレの前面以外をサークルで囲ったままにしておけば、はみ出ることはありません。

・別の場所でも。。。
サークルの撤去まで躾が完了したら、次の段階です。
毎日10cmずつ、左右にトイレをずらして置いて下さい。
多分子犬は違和感無くできるでしょう。
問題なければずらし方を大きくします。
1mくらいずらした場所においても間違えなければ、子犬は場所ではなくトイレそのものをきちんと認識しています。
たまに同じ室内で設置場所を変えてみて、できるかどうか確認してみてください。
できなければ即元に戻してください。
この時、子犬の目線までしゃがんでみて、どこにトイレが設置されているかすぐに見えることを確認して下さいね。
人間には一目瞭然でも子犬には見えず、「トイレがなくなっちゃった・・・」と勘違いしてしまうこともあります。

こうして場所を少しずつ変えることにより、環境の変化に対応できる子に育ちます。
「ウチではちゃんとできるんだけど・・・」って言い訳はよそのお宅で通用しません。
どこへ連れて行ってもトイレシーツを置いた場所がトイレだと分かっていれば、旅行でも大変楽になりますよ。


■番外編
男の子のわんちゃんを飼っていると、7ヶ月~1才すぎるあたりから足をあげる仕草をするようになります。
※上げない子もいます。
足を上げてする癖がつくと、的をはずして部屋が汚れたり、マーキング癖がついたりと室内飼いには好ましくない状況になることが多いです。
足上げの癖を付けない方法をご紹介いたします。

・足を上げる仕草をしたら、犬には人間の仕業とばれないように大きな音を立てる。
カスタネット、おもちゃのピストル、クリッカー、何でもOKです。
何度もしつこく足を上げるたびに嫌な音がすると、自然に足を上げなくなります。

賢い子は一回目に飼い主が「ダメ」といえばそれ以降上げなかったりもします。
が、トレーニング中の子に対してトイレの最中に「ダメ」の号令を出すことは誤解を生むこともありますので、
できれば天罰方式(どこからともなく嫌な音がする)にしたほうが無難です。

マーキングに関しては、一度覚えてしまったマーキングはほぼ直りません。
繁殖予定が無いのであれば、マーキングを始める前に去勢してしまうのが一番早いのですが、去勢したくない場合は覚悟して躾に挑みましょう。

殆どの雄犬が、してはいけないと言われた場所ではしなくても、場所が変わると飼い主の目を盗んでマーキングしてたりします。
これを予防するには最初のうちが肝心。
対処法は足上げと同じく天罰方式です。
時間は掛かりますが、気長に天罰を実行していれば徐々に減っていきます。
マーキングに関しては生理行動なので、飼い主がコントロールしきれない事も多いものです。
神経質になりすぎず、カフェや公共の場に行く際には必ずマナーベルトを着用して迷惑をかけないように心がけてください。
時折、「うちの子は躾をしているから大丈夫」とマナーベルトをしないでカフェに連れてこられる方もいますが、飼い主が見ていなければ壁や椅子の足にかけています。
特に、知らない犬やヒート中の女の子を感知するとマーキングの衝動に駆られますので、そのような場所を避けるなどの努力も必要です。
※女の子を飼われている方はヒート中に公共の場に連れて行かないことです。
カフェには躾途中の男の子も沢山いますので大変迷惑になります。

以上、トイレの躾編でした。

 

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